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■ 第105回歯科医師国家試験 ■
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平成24年2月4日(土)、5日(日)に実施した第105回歯科医師国家試験の問題および正答を公開する。。
照 会先
医政局 医事課 試験免許室
TEL 03−5253−1111(内線2574、2575)
●第 105回歯科医師国家試験の合格状況
厚生労働省
平成23年2月4日(土)、5日(日)に実施した標記 試験の合格者数等は下記のとおりである。
記
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出願者数 |
受験者数 |
合格者数 |
合格率
( )内は出願者割合 |
新卒者 |
2786 人 |
2,311 人 |
1882 人 |
81.4% (67.6) |
既卒者 |
1,039 人 |
1,015 人 |
482人 |
47.5% (46.4) |
全 体 |
3,825 人 |
3,326 人 |
2,364 人 |
71.1% (61.8) |
○第105回歯科医師国家試験の合格基準
一般問題(必修問題を含む)を1問1点、臨床実地問題を1問3点とし、次の(1)〜(5)の全てを満たした者を合格とする。
(1) 領域A(総論・各論 I ) 82点以上/124点 ( 66.1 % )
(2) 領域B(各論II・各論III) 130点以上/176点 ( 73.9 %)
(3) 領域C(各論IV・各論V) 128点以上/200点 ( 64.0 %)
(4) 必修問題 56点以上/70点 ( 80.0 %)
(5) 禁忌肢問題選択数 2 問以下
(参考 1)
第105回歯科医師国家試験における採点除外等の取扱いをした問題
A問題 第 69問 (PDF:42KB) |
有髄歯の齲蝕象牙質外層と内層とを識別する際に参考となるのはどれか。2つ選
べ。 |
設問が不十分 |
A問題 第 76問 (PDF:46KB) |
我が国の医療保険制度で正しいのはどれか。1つ選べ。 |
設問が不十分 |
A問題 第 85問 (PDF:37KB) |
医療用医薬品はどれか。2つ選べ。 |
選択肢が不十分 |
A問題 第125問 (PDF:49KB) |
64歳の女性。上顎金属床義歯を製作中である。作業用模型の写真(別冊No.16)
を別に示す。
矢印で示す溝の目的はどれか。1つ選べ |
正解が複数 |
C問題 第 55問 (PDF:46KB) |
55 施設と根拠法との組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。 |
3つの選択肢が正解 |
C問題 第 65問 (PDF:41KB) |
65 高齢者の窩洞形成時に注意すべきなのはどれか。1つ選べ。 |
設問が不十分 |
C問題 第 90問 (PDF:49KB) |
介護保険法で地域包括支援センターに配置が義務付けられているのはどれか。
2つ選べ。 |
設問の状況設定が不十分 |
(参 考2)
正答 (PDF:151KB)
照会先
医政局医事課試験免許室
TEL 03−5253−1111(内線2574、2575)
○第 105回歯科医師国家試験の 合格者推移、大学別合格率など

105回 国家試験合 格状況
●第 105回歯科医師国家試験 (PDFファイル・低画質版 医歯薬サーバー)
※ひとつずつダウンロードしていただきますようお願いいたます。
A 問題 2/7UP / A問題別冊 2/8UP
B問題 2/7UP / B問題別冊( part1, part2, part3 ) 2/9UP
C 問題 2/7UP / C 問題別冊 2/9UP
D問題 2/7UP / D問題別冊( part1, part2) 2/17UP
 
■ 2012.2.5 16:00より 配布
2012.2.17 更新
2012.3.17 公開終了
当社の解答速報 について
第105回歯科 医師国家試験において、医歯薬は例年通り解答速報を即日発表いたしました。
当社の解答速報と厚生労働省の発表しました第105回歯科医師国家試験の正答 を比較しましたところ、
当社の解答速報の正答率は 98%(※1)でした。
また当社の解答速報のみが的中した問題が2問(※2)ありました。
※1 総問題数365問のうち7問が不適問題で、その内 2問が複数正答であり、5問が解なしでした。
したがって解なしの5問を引いた 360問中352問の正答を的中し ました。
※2 当社のみが的中した問題は C98(他社bc)とD40(他社 ab)でした
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98 歯周炎の病態に影響する薬物はどれか。2つ選べ。
a 抗凝固薬
b スタチン類
c カルシウム拮抗薬
d プロトンポンプ阻害薬
e アンジオテンシンU受容体拮抗薬
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40 22歳の女性。上顎右側側切歯の一過性の冷水痛を主訴として来院した。コンポジットレジン修復を行うこととした。初診時の口腔内写真(別冊No.40A)とエックス 線写真(別冊No.40B)とを別に示す。
齲蝕の除去に用いるのはどれか。2つ選べ。
a エアブレイシブ
b Er:YAGレーザー
c 齲蝕歯質溶解剤
d ダイヤモンドディスク
e スプーンエキスカベーター
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問題注釈
2/5 21:3000UP
- A076
医療保険適用者数は、被用者保険が7423万、 国民健康保健3949万人、後期高齢者医療制度 が1346万人で、医療保険適用者に占める割合 は 各々 58%、31%、11%である。
本問においては国民健康保険との比較対象となる ものが明確でない。この対象を健康保険(被用者 保険)とした場合、(選択肢Cにおいて「被用者 保険との表記があるため)"解なし"となる。 但し国民健康保険の対象の健康保険をさらに細分 化し、協会けんぽ、組合健保、共済組合、船員保 険とした場合は"C"が正解となる
- A085
a,b-食品衛生法に基づく食品
c-医薬部外品
d-医療用医薬品
e-薬事法に基づく医療機器に該当することが多 い、一部にフッ化物を配合したものがあり、 医薬部外品に該当するものもある。
薬事法上の化粧品に該当する者はない
- A085
医療において患者を[説得]することはあり得な い
- B033
一般的なガマ腫の処置は摘出ですが、本症例は病 変が大きいので開窓術を選択とする 。選択肢d:顎下腺摘出は病変の大きさから考えて適切な方法とはいえないが、特に禁忌肢とは考えづらい。
- B051
アミノフィリン水和物以外は適切な薬物とはいえ ないが、特に禁忌肢とは考えづらい。
- C066
本問では線量に指定がないため 一般的な線量 範囲での被爆を考えた場合
d 骨髄障害を正答とする。
線量に制限がないのであれば、e 中枢神経障 害が正答となる。
表 被ば く線量と身体各部の状態 |
線量 |
臨 床状態 |
解 説 |
0〜1 Gy |
一 般的に無症状 |
事 故後3〜5週間の白血球数は正常又 は事故前レベルからわずかに抑制 |
1〜8 Gy |
造 血器症候群 |
主 な前駆徴候・症状は,食欲不振,悪 心,嘔吐であり,時に皮膚紅斑,発 熱,粘膜炎,下痢が認められる。 2Gyを上回る全身被ばく例の臨床 検査を行うと,初期には顆粒球増多 症,事故後20〜30日では明確な 汎血球減少症が認められる。造血器 系の急性放射線症候群により生じる 全身的な影響には,免疫機能不全, 感染性合併症の増加,出血傾向,敗 血症,貧血,創傷治癒障害などがあ る。 |
(骨髄症 候群) |
8〜30 Gy |
消 化管症候群 |
早 期から重度の悪心,嘔吐,水性下痢 などの症状が生じ,事故後数時間以 内に認められる場合も多い。重症例 ではショック,腎不全,心血管虚脱 を生じる可能性もある。消化管症候 群による死亡は,通常事故後 8〜14日で生じる。造血器症候群 を併発する。 |
>20 Gy |
心 血管・
中枢神経症候群 |
被 ばく後数分以内の灼熱感,事故後1 時間以内の悪心・嘔吐,疲憊,失 調・錯乱の神経学的徴候などが認め られる。死亡は不可避であり,通常 24〜48時間で死亡する。 |
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緊急被ばく医療ポケットブック |
- C111
選 択肢a 禁忌肢
亜ヒ酸は失活歯髄切断法に使用され ていた薬物であるが、象牙質知覚過敏症の改善の ために塗布することにより、歯髄の失活や誤飲す る可能性がある。
使用は大変不適切である。
- D048
1本以外はすべて適切とはいえないが、正解肢以 外すべてが禁忌肢となることは前例がなく、考え にくい。
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この速報は厚労省発表の正解と異なる場合があります。問題・正解について問い合せは受付けておりません。
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105回の国家試験について、速報製作の先生方と受験した学生の印象を伺うと
例年に比べ平易で素直な問題が多く、簡単に解ける問題が多い。
平均得点の上昇はあきらか、できたといって安心できない部分が多い。
安易な問題で誤るようなケアレスミスが大きな差になりかねない。
すべて選べのXX問題が少なくなった。
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●歯 科医師国家試験時間割(予定)について
集合時間:両日とも 9:10(東京会場)、 9:00(大阪会場)
解散時刻:両日とも 16:30頃(東京会場)、 16:10(大阪会場)
※ 集合時 間、説明開始時刻は各会場に異なることがあります。
試験日 |
2月4日(土曜) |
2月5日(日曜) |
午前 |
午 後 |
午 前 |
午 後 |
問題 |
A問題 + A別冊
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B問題 + B別冊 |
C問題 + C別冊 |
D問題 + D別冊 |
説明開始時刻 |
09:20 |
13:10(東京)
13:25(大阪) |
09:20 |
13:10(東京)
13:25(大阪) |
試験
時間 |
9:50-12:00
(2時間10分) |
13:45-16:00
(2時間15分) |
9:50-12:00
(2時間10分) |
13:45-16:00
(2時間15分) |
●歯 科医師国家試験会場について
【ご注意】表記の試験会場について
は変更することがあります。
【ご注意】各試験会場については必ず受験票、地方厚生局等でご確認下さい。
【ご注意】試験会場(大学)への問い合わせはご遠慮願います。
第105回歯科医師国家試験から導入する出題形式(例)
◎計算問題
1歳6か月児歯科健康診査の結果を表に示す。
齲蝕罹患型 |
O1 |
O2 |
A |
B |
C |
人数 |
12 |
28 |
6 |
3 |
1 |
齲蝕有病者率を求めよ。
(1) (2) %(記入例:20の場合、(1)2 (2)0)
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(1) |
|
(2) |
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0
1
2
3
4
5
6
7
8
9 |
|
0
1
2
3
4
5
6
7
8
9 |
◎多選択肢形式(6以上の選択肢から1つの正解肢を選ぶ問題)
伴性劣性遺伝疾患はどれか1つ選べ。
a 血友病
b Down症候群
c 口唇・口蓋裂
d 骨形成不全症
e 色素性乾皮症
f 神経線維腫症
g Marfan症候群
照会先
医政局医事課試験免許室
TEL 03-5253-1111(内線2574、2575)
●歯科医師国家試験の施行
歯科医師法(昭和23年法律第202号)第10条の規定により、第105回歯科医師国家試験を次のとおり施行する。
平成23年7月1日 厚生労働大 臣 細川 律夫
試験日 |
合格発表日 |
所管部局 |
手続き及び
問い合わせ先 |
平成24年
2月4・5日 |
平成24年
3月19日14時 |
医政局 |
各地方厚生局
又は地方厚生支局 |
●歯科医師試験委員の公告
第105回歯科医師国家試験の試験委員を次のとおり公告する。
平成23 年7月1日
厚生労働大臣 細川 律夫
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歯科医師臨床研修マッチングプログラム
●厚生労働省 歯科保健医療予算 概算要求公表
歯科医師臨床研修費 前回16%減 今回さらに9%減
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平成22年度
予算額 |
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平成23年度
予算額 |
|
平成24年度
予算額 |
歯科医 師臨床研修関係費 |
2,938,000,000 |
→ |
2,457,000,000 |
→ |
2,245,000,000 |
・歯科医師臨床研修費 |
2,911,165,000 |
→ |
2,445,377,000 |
→ |
2,234,032,000 |
・歯科医師臨床研修指導医講習会費 |
5,334,000 |
→ |
3,098,0000 |
→ |
3,097,0000 |
・臨床研修病院 情報システム事業経費 |
21,965,000 |
→ |
8,286,000 |
→ |
8,286,000 |
●歯 科医師臨床研修制度のホームページ(厚生労働省)
●歯 科医師臨床研修制度に関するQ&A
http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/isei/shikarinsyo/gaiyou/qa.html
●平成24年度 歯科マッチングスケジュール(マッ チング協議会)
※参加者(受験者)のスケジュールです。詳しくは【マッチング協議会】のサイトをご覧下さい
平成24年 10/30以降
(アンマッチの場合) |
2次マッチング
歯科マッチング終了後に、直接研修施設と交渉を行い、研修先を探すことになります。募集定員に空きがある研修施設の研修プログラム情報は、
を参照して下さい。
マッチング施設は募集定員に達しなかった場合、マッチした研修希望者が国家試験不合格となった場合に、アンマッチ者、マッチング不参加者から欠員補充することが各施設の判 断でされますので、上記リンクを参照して各自施設に問い合わせをすることとなります。
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国試合格発表後
(マッチングしていたが
不合格の場合) |
その旨を速やかに、当該研修施設に連絡して下さい。また、当該年度の歯科マッチングの結果は無効となりますので、翌 年度の歯科マッチングに改めて参加登録する等して、再度、研修先を決めていただくことになります。
一般常識的にも、不合格の旨を連絡すべきで す。
次年度のマッチングに同じ臨床研修施設を希望するのなら尚のこと、きちんと連絡をしておくほうが良いでしょう。 施設の心証もよくなり、次年度マッチング選考にも影響することが考えられます。
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参加者の参加登録の取消しは、7月31日(火)14:00以降は、原則としてできません。
2011年11月22日
1 歯科医師臨床研修施設数
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平成18年 |
平成19年 |
平成20年 |
平成21年 |
平成22年 |
平成23年 |
大学病院 |
歯科大学
附属病院 |
32施 設 |
31施 設 |
31施 設 |
31施 設 |
32施 設 |
32施設 |
医科大学
附属病院 |
65施 設 |
65施 設 |
66施 設 |
66施 設 |
67施 設 |
68施設 |
その他の
病院 |
単独型
臨床研修施設 |
93施 設 |
96施 設 |
99施 設 |
100 施設 |
102 施設 |
108施設 |
管理型
臨床研修施設 |
10施 設 |
11施 設 |
13施 設 |
14施 設 |
12施 設 |
12施設 |
協力型
臨床研修施設 |
89施 設 |
102 施設 |
104 施設 |
99施 設 |
103 施設 |
110施設 |
歯科診療所 |
単独型
臨床研修施設 |
9施設 |
11施 設 |
14施 設 |
19施 設 |
22施 設 |
27施設 |
管理型
臨床研修施設 |
0施設 |
1施設 |
4施設 |
7施設 |
8施設 |
8施設 |
協力型
臨床研修施設 |
1,166 施設 |
1,311 施設 |
1,463 施設 |
1554 施設 |
1656 施設 |
1767施設 |
合計 |
1,464 施設 |
1,628 施設 |
1,794 施設 |
1890 施設 |
2002施設 |
2132施設 |
- 注)施設数は、各年度4月1日現在
- 注)協力型臨床研修施設の区分には、単独型又は管理型臨床研修施設として指 定されたものは含まない。
2 研修歯科医の募集数
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平成19年 |
平成20年 |
平成21年 |
平成22年 |
平成23年 |
総 募集数 |
マッ チング
募集数 |
総 募集数 |
マッ チング
募集数 |
総 募集数 |
マッ チング
募集数 |
総 募集数 |
マッ チング
募集数 |
総募集数 |
マッチング
募集数 |
大学
病院 |
歯 科大学
附属病院 |
3,081人 |
3,081人 |
3,032人 |
3,032人 |
2,960人 |
2,960人 |
2,960人 |
2,960人 |
3055人 |
3055人 |
医 科大学
附属病院 |
322人 |
320人 |
317人 |
315人 |
307人 |
305人 |
305人 |
306人 |
305 人 |
303 人 |
その他の病院 |
147人 |
128人 |
154人 |
133人 |
157人 |
134人 |
134人 |
149人 |
122人 |
112人 |
歯科診療所 |
187人 |
187人 |
200人 |
198人 |
214人 |
214人 |
214人 |
196人 |
147人 |
127人 |
合計 |
3,737人 |
3,716人 |
3,703人 |
3,678人 |
3,637人 |
3,612人 |
3,612人 |
3,611人 |
3,629人 |
3,597人 |
注)マッチングに関するデータについては、当該年度の前年に行われたマッチング結果を、
歯科医師臨床研修マッチング協議会公表データより作成
3 歯科医師国家試験合格者数の年次推移
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平 成18年 |
平 成19年 |
平 成20年 |
平 成21年 |
平 成22年 |
平成23年 |
平成24年 |
合格者数 |
2,673 人 |
2,375 人 |
2,269 人 |
2,383 人 |
2,408 人 |
2,400人 |
2,364人 |
受 験者数 |
3,308人 |
3,200人 |
3,295人 |
3,531人 |
3,465人 |
3,378 人 |
3,326 人 |
合 格率 |
80.8% |
74.2% |
68.9% |
67.5% |
69.5% |
71.0% |
71.1% |
4 充足率 (募集数/合格者数)
|
平 成18年 |
平 成19年 |
平 成20年 |
平 成21年 |
平 成22年 |
平成23年 |
充 足率 |
143.5% |
157.4% |
163.2% |
152.6% |
148.7% |
149.9% |
|
|
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