2010.02.07 16:00
AB問題 UP
2010.12.07 17:30 C問題 UP
2010.12.08 00:12 D問題 UP
2010.0208 18:00 各問題修正
および注釈追加
2010.0209 15:45 C問題修正
2010.0212 09:30 AD問題修正
2010.0217 20:30
注釈追加
2010.0319 14:45 注釈追加
2010.03.26 公開終了
この速報は厚労省発表の正解と異なる場合があります。必修・禁忌選択肢は当協会の見解によるものです。問題・正解についての電話での問い合せは受付けておりません。
A問題11
介護老人福祉施設とは、まず老人福祉法の規定による特別養護老人ホームであることが必須条件である。
内容は、特別養護老人ホームに入所する要介護者に対し、介護保険法による施設サービス計画に基づいて、入浴、排せつ、食事等の介護その他の日常生活上の世話、機能訓練、健康管理および療養上の世話を行なうことを目的とする施設をいう。
介護保険法第86条で介護老人福祉施設とは老人福祉法第二十条の五
に規定する特別養護老人ホームであって、その入所定員が三十人以上であるものの開設者の申請があったものについて行うと規定されている。
C問題18
アルジネート印象材はハイドロコロイド系印象材であるため、脱水作用を有する薬物による消毒は適さない。消毒用アルコールは脱水作用があるため適さないが、グルタラールや次亜塩素酸ナトリウムは適しているといえる。
解答速報では選択肢eの次亜塩素酸ナトリウムのみを正解としているが、選択肢 c
のグルタラールも誤りとは言い切れない。1つを選択するのは困難であると思われる。
C問題123
欠乏によって味覚障害をきたすのはどれか。1 つ選べ。
a 鉄
b 銅
c 亜 鉛
d フッ素
e マグネシウム
医科国家試験に類似問題(下記参照)が出題されたが、解答選択肢数が異なる。
104回医師国家試験
104B36 欠乏によって味覚障害をきたすのはどれか。2つ選べ。
a 鉄
b 銅
c 亜 鉛
d ヨウ素
e セレン
味覚障害として考えられるのは。
・亜鉛欠乏
・舌炎、口内乾燥症などの粘膜異常
・薬剤による副作用
・糖尿病
・鉄欠乏性貧血などの合併症
・心因性、精神障害
・末梢神経あるいは中枢神経障害
などが上げられる。
まず第一選択肢が「亜鉛」を正解とするのは間違いないが、鉄の欠乏による貧血(鉄欠乏性貧血)によっても味覚異常を生じるとされる文献もあるので 医師国家試験の模範解答として 「亜鉛」、「鉄」を選択するのが妥当。
であるとすると、歯科医師国家試験の問題が同内容を問われているので、第一選択肢が「亜鉛」だとしても、「鉄」の選択肢も誤りとは言えない。
C問題12
「隔離」、「停留」は検疫法による措置で、この法律上の措置では、検疫感染症に感染していることが明らかとなった患者には「隔離」の措置をとる。また検疫感染症に感染しているおそれのある者については「停留」の措置をとることが規定されている。
但し、合理的に必要と判断される限度に置いて、いずれの措置の全部または一部をとることができることが規定されている。
「隔離」も完全に誤りとは言い切れない。
C問題10
スクリーニング検査の有効性を判断する指標である「敏感度」「特異度」は
スクリーニング検査 |
最終診断 |
疾病あり |
疾病なし |
臨床検査結果 |
陽性(+) |
a=18 |
b=20 |
陰性(−) |
c=2 |
d=60 |
敏感度=a /(a+c) = 18/(18+2)= 0.9
特異度=d /(b+d) = 60/(20+60)= 0.75
C問題9
健康増進法第八条では、
-
都道府県は、基本方針を勘案して、当該都道府県の住民の健康の増進の推進に関する施策についての基本的な計画(以下「都道府県健康増進計画」という。)を定めるものとする。
-
市町村は、基本方針及び都道府県健康増進計画を勘案して、当該市町村の住民の健康の増進の推進に関する施策についての計画(以下「市町村健康増進計画」という。)を定めるよう努めるものとする。
とある。ゆえに健康増進法で健康増進計画の策定が義務化されているのは都道府県である。市町村に対しては、努力目標である。