平成21年度医師国試の情報

■ 第103回 医師国家試験 ■

第103回医師国家試験の施行

                      2008.07.1

試験日 合格発表日 所管部局 手続き及び
問い合わせ先
平成21年
2月14・15・16日
平成21年
3月27日
医政局 各地方厚生局
又は地方厚生支局

医師法(昭和23年法律第201号)第10条の規定により、第103回医師国家試験を次のとおり施行する。

平成20 年7月1日
厚生労働大臣 桝添 要一

  1. 試験期日平成21年2月14日(土曜日)、15日(日曜日)及び16日(月曜日)
  2. 試験地北海道、宮城県、東京都、新潟県、愛知県、石川県、大阪府、広島県、香川県、福岡県、熊本県及び沖縄県
  3. 試験内容臨床上必要な医学及び公衆衛生に関して、医師として具有すべき知識及び技能  

 

官報号外(141号) 2008.7.1公告

■ 平成21年版医師国家試験出題基準 ■

■平成21年版医師国家試験出題基準 厚生労働省発表  2008.04.30 

平成21年版医師国家試験出題基準について
標記の件について、下記リンクのとおり取りまとめられましたので、お知らせいたします。
http://www-bm.mhlw.go.jp/topics/2008/04/tp0430-1.html

厚生労働省

一部抜粋
平成2 1 年版医師国家試験出題基準・ブループリントの趣旨
1 医師国家試験出題基準とは

( 1 ) 定義
医師国家試験出題基準(ガイドライン) は、医師国家試験の「妥当な範囲」と「適切なレベル」とを項目によって整理したもので、試験委員が出題に際して準拠する基準である。

( 2 ) 基本的考え方
@ 「必修の基本的事項」は、プライマリ・ケアを主題とする出題であり、聴診器、血圧計等を用いて、口頭や通常の身体診察で行える内容(面接、診察のみ) を原則とする。また、多科にまたがるような基本的な問題を出題する。
 
A 「医学総論」、「医学各論」では、原則、我が国のどの医療機関であっても対応できるような内容に限定する。

( 3 ) 卒前教育との関係
大学医学部・医科大学における医学教育は、大学の自主性に基づいて実施されているが、大学医学部・医科大学卒業後、医師国家試験に合格し、医籍に登録されると医師となるのであるから、医師の任務を果たすのに必要な内容は一連の医学教育に包含されるべきものである。一方、試験委員が準拠する医師国家試験出題基準は、医師が医療の場に第一歩を踏み出す際に少なくとも具有すべき基本的知識・技能を項目により具体的に示したものである。これは、卒前教育の全てを網羅するものではなく、また、卒前教育のあり方及び内容を拘束するものではないが、医師の任務を果たすのに必要な事項を示すものである。


2 ブループリントとは

ブループリント(医師国家試験設計表) は、医師国家試験出題基準の各項目(章、大項目等) の出題割合を示したものである。これにより、重視すべき領域(患者の人権・医の倫理、医療面接、行動科学等) や高頻度で重要な疾患を相当数出題することになる。

 

     
 2005年2月19(土)、20(日)、21(月)に実施された第99回医師国家試験では、受験者数8,495人、合格者数7,568人、合格率89.1%。合格率を過去の国家試験結果とともに見てみると、第94回で80%を切り、第95〜97回で90%を超えたものの、ここ10年ほどはほぼ80%台と横ばいで、昨年も大きな変化はありません。ただし、ここで注目していただきたいのは受験可能回数別の合格率。厚生労働省から公表された第99回のデータによると、新卒の受験者では93.3%と全体の平均を超えていますが、既卒の受験者では、最も受験回数の少ない2回目の受験でも、いきなり全体の平均を割り込みます。さらに、5回目から9回目の受験者で20%台、10回以上で10%にも満たないという厳しい結果が現れています。やはり国家試験は、早い段階から準備を行い、最短で
合格を決めてしまうというのが、正しい取り組み方だと言えるでしょう。なお、合格基準も発表されていますので、これを1つの目標に、それぞれの分野の学習に取り組んでみてください。
 

医師国家試験の回数別合格状況
回数
(回)
施行年
(年)
受験者数
(人)
合格者数
(人)
合格率
(%)
90 1996 9,057 8,088 89.3
91 1997 8,898 7,843 88.1
92 1998 8,716 7,806 89.6
93 1999 8,692 7,309 84.1
94 2000 8,934 7,065 79.1
95 2001 9,266 8,374 90.4
96 2002 8,719 7,881 90.4
97 2003 8,551 7,721 90.3
98 2004 8,439 7,457 88.4
99 2005 8,495 7,568 89.1
100 2006 8,602 7,742 90.0
101 2007 8,573 7,535 87.9
累計
(第90〜    
       101回)
  104.942 92,389 88.0

受験可能回数別受験者数・合格者数・合格率(101回)
  受験回数
(回目)
卒業年次 受験者数
(人)
構成比
(%)
合格者数
(人)
合格率
(%)
新卒 1 2006.4
  〜2007.3
7,716 90.0 7,120 92.3
既卒 2 2005.4
  〜2006.3
478 5.6 305 63.8
3 2004.4
  〜2005.3
106 1.2 53 50.0
4 20031.4
  〜2004.3
66 0.8 25 37.9
5 2002.4
  〜2003.3
41 0.5 16 39.0
6 2001.4
  〜2002.3
34 0.4 7 20.6
7 2000.4
  〜2001.3
19 0.2 4 21.1
8 1999.4
  〜2000.3
18 0.2 1 5.0
9 1998.4
  〜1999.3
20 0.2 1 5.0
10以上 1998.3
以前
75 0.9 2 2.7
  857 10.0 415 48.4
統計 8,573 100.0 7,535 87.9

 
 2006年2月、厚生労働省の「医師の需給に関する検討会」第11回が開催されました。この検討会の前提となっているのが、1998年10月の『医師の需給に関する検討会報告書』です。ここでは、医師の過不足の現状が以下のように示されています。
 


現在の医師数は全体としては過剰な状況に至っていないものの、将来的には供給医師数が必要医師数を上回るとされている。
 


特定の地域、特定の診療科、特定の時間帯においては医師の不足感が強い

そして、「医師国家試験」に関しては、次のように説明しています。

臨床研修の義務化との関連で、実技試験の導入も視野に入れ内容を見直す。また、合格基準の変更も含めて抜本的に改善。
以上の結果、事実上新規参入者の数%の削減効果を見込み得る。

受験回数の制限に関して、他分野への進路の早期展開を促す面等から意義があるが、実施方法についてさらに詳細な検討が必要。こうした対応により新規参入者を1%程度削減する効果。

合格者数の定数化は、資格試験であること等から多くの議論があり、慎重な検討を要する。

要するに、医師国家試験のあり方が、新規参入の医師を抑えるという方向で検討されていることになります。


 
 実は2005年2月の第1回検討会では、1997年6月に閣議決定された『財政構造改革の推進について』が提出されましたが、ここには「医療提供体制について、大学医学部の整理・合理化も視野に入れつつ、引き続き、医学部定員の削減に取り組む。あわせて、医師国家試験の合格者数を抑制する等の措置により医療提供体制の合理化を図る」とあります。つまり、新規参入の医師を削減することは、多くの人の関心が高い財政構造改革にも深く関わる、政府の見解ということなのです。同様の目的で、国家試験のみならず卒前医学教育についても、厳正な進級・卒業認定、適切な進路変更等の削減対策が検討されています。今後は、医学部の進級、卒業認定、国家試験の合格といった一連のステップの全てで、ハードルが高くなると考えるのが自然な流れです。

 
 「医師の需給に関する検討会」では、2006年7月に中間報告書が公表され、その後も引き続き最終報告書の取りまとめに向けて議論が重ねられています。
 現在、最大の課題となっているのは、「医師数は、近年、年間4000人程度増加しているにもかかわらず、現状では(中略)医師は不足していると感じられる場面が多い」ということ、つまり「医師の偏在」です。将来の供給医師数はこの解決策と関連づけて検討する必要があるため、実際に医師の新規参入に関する施策の方向性は、最終報告書の公表を待たなければわかりません。
 しかしもし医師の削減対策が本格化すれば、大学医学部はますます狭き門になり、いざ入学した後は厳しい基準をクリアしなければ、進級、卒業認定はかなわなくなる可能性もあります。その結果、医師国家試験は、厳しさの増した卒前医学教育をくぐり抜けた人のみが受験資格を得られるものとなりそうです。
 おのずから競争が激しくなることは容易に予想できますが、そのうえ国家試験の実技試験導入や受験回数制限といった見直しが行われ、制度化されれば、ますます合格への道は険しくなるわけです。
 

 過去国試の情報



■第102回医師国家試験の合格基準
 
厚労省 第102回国試問題を公開   2008.04.18   
 第102回医師国家試験問題および解答について
  平成20年2月16日(土)、17日(日)及び18日(月)に実施した第102回医師国家試験の
 問題および解答を公開する
        →厚生労働省      
      

↓クリックして下さい。
 

厚生労働省
  平成19年2月17日(土曜日)、18日(日曜日)及び19日(月曜日)に実施した標記試験の
  合格者数等は下記のとおりである。

  受験者数 合格者数 合格率
新卒者 7519 7101 94.4%
既卒者 1016 632 62.2%
全体 8535 7733 90.6%

 

 

 第102回医師国家試験の合格基準は、
 一般問題を1問1点、臨床実地問題を1問3点とし、
 (1)〜(4)のすべての合格基準を満たした者を合格とする。
  (1)一般問題     130点以上/200点
  (2)臨床実地問題  399点以上/600点
  (3)必修問題     160点以上/200点
   但し、必修問題の一部を採点から除外された受験者にあっては、必修問題の得点について
   総点数の80%以上とする。
  (4)禁忌肢問題選択数  2問以下

 (参考1)
 第102回医師国家試験における採点除外等の取扱いとした問題について
  C問題 第24問   (PDF:20KB)
  D問題 第13問   (PDFF:10KB)
  E問題 第27問   (PDF:12KB)
  F問題 第15問   (PDF:12KB)
  H問題 第13問   (PDF:10KB)

 (参考2)
  正答  (PDF:106KB)

  ※確認は合格証書又は合格者名簿で行ってください。
  ※電話による照会はご遠慮ください。

  医政局医事課試験免許室 国家試験係
  TEL 03−3262−3381又は3382




■第101回医師国家試験の合格基準

厚労省 第101回国試問題を公開   2007.04.27   
 第101回医師国家試験問題および解答について
  平成19年2月17日(土)、18日(日)及び19日(月)に実施した第101回医師国家試験の
  問題および解答を公開する。
        →厚生労働省            

■第101回医師国家試験大学別合格率■

厚生労働省
平成19年2月17日(土曜日)、18日(日曜日)及び19日(月曜日)に実施した標記試験の合格者数等は下記のとおりである。

受験者数 合格者数 合格率
8,573 7,535 87.9%

 ○ 第101回医師国家試験の合格基準
   一般問題を1問1点,臨床実地問題を1問3点とし, (1)〜(4)のすべての合格基準を満たした
   者を合格とする。   
   (1) 一般問題      122点以上/200点   
   (2) 臨床実地問題   396点以上/600点   
   (3) 必修問題      160点以上/200点
    但し,必修問題の一部を採点から除外された受験者にあっては、必修問題の得点について
    総点数の80%以上とする。
   (4) 禁忌肢問題選択数  2問以下
 

第101回医師国家試験の合格基準は、
一般問題を1問1点,臨床実地問題を1問3点とし, (1)〜(4)のすべての合格基準を満たした
   者を合格とする。   

(参考1)
  第101回医師国家試験における採点除外等の取扱いとした問題について (厚生労働省直リンク)
 C問題    第 1問      (PDF:14KB)
 C問題    第39問      (PDF:12KB)
 D問題    第15問      (PDF:13KB)
 D問題    第28問      (PDF:21KB)
 D問題    第34問      (PDF:19KB)
 D問題    第48問      (PDF:22KB)

(参考2)
 正答     (PDF:105KB)



■第100回医師国家試験の合格基準

第100回医師国家試験の合格基準は、
一般問題を1問1点、臨床実地問題を1問3点としたとき、

@必修問題については、160点以上
但し、必修問題の一部を採点から除外された受験者にあっては、
必修問題の得点について総点数の80%以上とする。
 
A必修問題を除いた一般問題及び臨床実地問題については、
一般問題は、137点以上
臨床実地問題は、389点以上
 
B禁忌肢問題選択数は、2問以下


 詳しくは
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■第99回医師国家試験の合格基準

 一般問題を1問1点、臨床問題を1問3点とし、(1)〜(4)のすべての合格基準を満たした者を
 合格とする。
(1) 一般問題 → 127点以上 / 200点 (2) 臨床実地問題 → 393点以上 / 600点
(3) 必須問題 → 155点以上 / 193点 (4) 禁忌肢問題選択数 → 1問以下

■第99回医師国家試験における採点除外等の問題について

 次の5問は、「問題として適切であるが、必修問題としては妥当ではない」という理由で、
 厚生労働省により採点対象から除外されました。

 
B問題 → 第13問 第25問 第31問 第38問 C問題 → 第40問

 また、次の問題は複数の正解肢があったため、それらすべてが正解として採点されました。
 
D問題 → 第29問